紹介
日本型経営の何が使えて、何が不要なのか?
海外現地法人で陥りやすい人材マネジメントの落とし穴と対策から、日本式人材マネジメントの変遷とグローバル時代の新日本型人材マネジメントの制度設計・具体的指針まで、戦略人事コンサルティングのプロが理論と実践の両面から説く。
日本企業が人材マネジメントの世界的ロールモデルに!
目次
はじめに
日本企業の価値は大きく低下している
日本の人材の価値も低下している
目指すは日本企業の復興と復権
本書の構成
第1部 海外現地法人において陥りやすい人材マネジメントの落とし穴と対策
第1章 現地法人で何が起こっているのか?
現地人材のマネジメントに現地法人経営層は難しさを感じている
共通する、現地人材の課題の背景
日系企業で働くことを現地人材は楽しめなくなっている
日本本社の組織人事的な統制から見た課題
事業戦略から人材マネジメントを考える3つのステップ
実際にはどういう問題が生じているか?
現地法人における仕事の進め方から見た課題
現地人材をステレオタイプに見ないための3つのステップ
第2章 ケースに見る現地法人材マネジメントの課題と対処法
本章の読み方
1 人材育成に関する課題のケース
ケース1 「公平性」という言葉のとらえ方の違い―インド共和国
ケース2 民族格差―マレーシア連邦
ケース3 年功に関する思い込み―ベトナム社会主義共和国・タイ王国
人材育成の3ケースを通じて見られる共通性
2 要員人件費に関する課題のケース
ケース4 「モチベーション」という言葉のとらえ方の違い―タイ王国
ケース5 既得権益への固執―中華人民共和国
ケース6 複雑な処遇体系―アラブ首長国連邦
要員人件費の3ケースを通じて見られる共通性
3 人事運用・労務管理に関する課題のケース
ケース7 幽霊社員―カナダ
ケース8 身近にあるドラッグ―インドネシア共和国
ケース9 労働組合の強さ―インド共和国
人事運用・労務管理の3ケースを通じて見られる共通性
全ケースを通じて見られる共通性
第2部 あるべきグローバル人材マネジメント
第3章 日本型人材マネジメントの変遷
なぜ過去を振り返るのか
明治時代の人材マネジメント
大正時代から第二次世界大戦前の人材マネジメント
第二次世界大戦後からバブル崩壊までの人材マネジメント
バブル崩壊以降の人材マネジメント
日本型人材マネジメントの変遷を振り返ってわかること
Column 米国における人材マネジメントの歴史
第4章 日本型雇用慣行を分析する
日本型雇用慣行とは
1 終身雇用
2 年功序列
3 職能資格制度
4 新卒一括採用
5 企業内単一組合
第5章 新日本型人材マネジメントのすすめ
背景となる事業環境と3つの組織人材的な要素
1 人事ポリシー
2 人事制度
3 人材マネジメントサイクル
4 人事組織
5 オペレーション
6 人事人材
あとがき
文献目録
著者
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