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グローバル メガトレンド10 社会課題にビジネスチャンスを探る105の視点
BOW BOOKS 021

グローバル メガトレンド10

社会課題にビジネスチャンスを探る105の視点
著者
岸本 義之

装丁 遠藤陽一(DESIGN WORKSHOP JIN)  図表 岸和泉

ジャンル
ビジネス リベラルアーツ 
判型
A5判並製
ISBN
978-4-502-48521-3
頁数
400ページ
発売日
2023.11.30
定価
2750円(税込)

紹介

これは、未来予測ではない。2050年の必然である。

しかし、その必然が覆される可能性もある。

これまでもそうだったように。

誰も予測しえなかったテクノロジーによって。

それを生みだし広めた、ベンチャーによって。

ビジネスで地球と世界の未来を救う

若き起業家たちへの希望の書、誕生!

①地球温暖化と環境問題

②有限な天然資源

③人口問題と少子化・高齢化

④移民とメガシティ化

⑤所得格差

⑥ビジネスのグローバル化

⑦国家間のパワーシフト

⑧個人へのパワーシフト

⑨ライフスタイルの多様化

⑩生産性向上と省人化

目次

Chapter1 世界は大きな社会課題であふれている
1 長期的な流れと短期的な波の違い
2 グローバルに大きな社会課題は、もうわかっている

Chapter2 社会課題こそがビジネスチャンス
1 「儲かるビジネス」が儲かるわけ
2 「大きな困りごと」としての社会課題
3 「破壊的な変化」としての社会課題

Chapter3 メガトレンド① 地球温暖化と環境問題
1 「地球温暖化」が人類の脅威となった
2 「温室効果ガス」とは何か
3 二酸化炭素は減らせるのか
4 再生可能エネルギーは実用可能なのか
5 地球温暖化以外の環境問題
《ビジネスチャンスについて考えよう①》

Chapter4 メガトレンド② 有限な天然資源をどう活かすのか
1 石油はまだ枯渇しない
2 日本のエネルギーはどうなるのか
3 新規エネルギーはどうなるのか
4 天然資源の有効活用に向けた努力
《ビジネスチャンスについて考えよう②》

Chapter5 メガトレンド③ 人口問題と少子化・高齢化
1 世界の人口はまだ増える
2 少子化と高齢化が世界に広がる
《ビジネスチャンスについて考えよう③》

Chapter6 メガトレンド④ 移民とメガシティ化という人口移動
1 新興国から先進国へと移民が増える
2 新興国内で都市部へと人口が移動する
《ビジネスチャンスについて考えよう④》

Chapter7 ⑤ 所得格差は解消するのか
1 所得格差はどのくらい深刻なのか
2 新興国の中流層が興隆する
3 新興国の底辺層はどうなるのか
《ビジネスチャンスについて考えよう⑤》

Chapter8 メガトレンド⑥ ビジネスのグローバル化がさらに進む
1 グローバル化のはじまりとは
2 グローバル化の中身が変わった
3 経営のグローバル化が必要になった
《ビジネスチャンスについて考えよう⑥》

Chapter9 メガトレンド⑦ 国家間のパワーシフトが進む
1 アメリカ中心だった国家パワーの構図
2 国家パワーの多極化が起きている
3 国家パワーはこれからどうシフトしていくのか
《ビジネスチャンスについて考えよう⑦》

Chapter10 メガトレンド⑧ 個人へのパワーシフトが進む
1 インターネットと個人主義
2 インターネットと企業活動
3 リレーションシップ・マーケティング
《ビジネスチャンスについて考えよう⑧》

Chapter11 メガトレンド⑨ ライフスタイルの多様化が進む
1 ダイバーシティは重要
2 家族構成と世代間のギャップ
3 ライフスタイルを切り開く
《ビジネスチャンスについて考えよう⑨》

Chapter12 メガトレンド⑩ 生産性向上と省人化
1 生産性がさらに高まる
2 デジタルの活用がさらに進む
《ビジネスチャンスについて考えよう⑩》

Chapter13 ビジネスモデルを考える
1 「困りごと」起点で考える
2 技術起点で考える

Chapter14 自分の未来を切り開くには

著者

岸本 義之

Kishimoto Yoshiyuki

武庫川女子大学経営学部 教授

東京大学経済学部卒業、米国ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA、慶應義塾大学大学院経営管理研究科Ph.D.。

外資系コンサルティング会社マッキンゼーのマネージャーおよびブーズ・アレン・アンド・ハミルトン(現PwCコンサルティングStrategy&)のパートナーとして、金融・サービス・自動車・消費財・小売などの業界のマーケティング領域のコンサルティングに多く従事してきた。早稲田大学大学院経営管理研究科客員教授、エーザイ社外取締役などを経て現職。

著書に『メディア・マーケティング進化論』(PHP研究所)『金融マーケティング戦略』(ダイヤモンド社)などがある。

メッセージ

この本は「若い人」向けに書いています。
大学に入る前の人は、どの大学・学部を受けるべきかを考えているでしょう。大学に入った人は、就活でどのような方面に行くべきかを考えているでしょう。社会人になった人は、「はたしてこのままでいいのだろうか」という疑問を持っているでしょう。
そういう人たちの多くが考えていることは、「どこに行けば生活は安泰なのか」みたいなことかもしれません。その裏側にある考えは「このままだと世の中は悪くなっていきそうだ」ということでしょう。

世界は大きな社会課題であふれています。高校の先生などの中には「ビジネスが地球環境を破壊したのだ」という、アンチ・ビジネスな意見を話した人もいたのではないでしょうか。それ自体は正しい指摘ではあるのですが、「ビジネスこそが地球環境を破壊から救う」ということも、今まで起きたことなのです。(はじめにより抜粋)

企業は「儲けを最大化する」ために仕事をしているのですが、よその企業と同じことだけをしていたら、安売り競争になるだけで儲かりません。よそとは違う「役に立つ」ことができることで、大きな儲けが得られるわけです。「社会課題」を解決することは、世の中の多くの人の「役に立つ」わけですから、大きなビジネスチャンスになります。
この本で紹介している10の社会課題は、グローバル、すなわち地球規模で、今後30年か40年は続くと考えられているものですから、裏を返すと、ものすごく大きなビジネスチャンスなのです。

若い皆さんが「社会課題はビジネスチャンス」だととらえ、「自分の未来を切り開くのは自分だ」という心構えをもって、新しい技術の開発やビジネスモデルの構築に能力を注いでもらえれば、未来はきっと明るいものになります。