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教育工学が明かす 大人の教わる技術
BOW BOOKS 045

教育工学が明かす 大人の教わる技術

著者
関戸 大

装丁 池上幸一 イラスト タミ

ジャンル
ビジネス 
判型
四六判並製
ISBN
9784502594212
頁数
336ページ
発売日
2026.08.10
定価
2420円(税込)

紹介

「いまさら」を「いまから」に
学び直す前に、教わり直せ


「何かを変えたい。でも、何を変えればいいかわからない」
「正解を知っている立派な大人」の鎧を着込んで、素直に「教えてください」と言えなくなってしまう。
「わかったフリ」をして、無知を隠す。過去の成功体験にしがみつき、変化を避ける。。。

そんな大人に必要なのは、孤独な独学でなく、人から「教わる」ことです。
もう一度、「白帯」から始めることです。

そのために必要な「教わる力」をつけるための技術を、教育工学を中心に、教育心理学、学習科学、認知心理学、組織心理学などの知見から、現場ですぐ使える「手札」に翻訳。40のスキルに体系化した画期的な一冊です。

教わるための「準備」から、教わる人の見つけ方、続け方、そして教える側に回るまでの4つのステップ40のスキルで、それぞれのスキルは、
① 問題提起
② 教育工学からのヒント
③ スキルを身につけるためのレッスン
の3部構成となっています。

随所に付けられた127に及ぶ豊富な注釈と、巻末には理論・用語ミニ事典として81の教育工学のキーワード81を掲載。索引風にも使えます。

目次

はじめに 「いまさら」を「いまから」に。

第1章 さだめる―教わる準備は、自分との対話から
スキル1 わかったフリに気づく―なぜ、優秀な人ほど教わる力を失うのか
スキル2 無意識の思考の癖を見抜く―なぜ、聞いたつもりでズレてしまうのか
スキル3 正解を急がず、問いを育てる―なぜ、正解を急いでしまうのか
スキル4 優劣の比較をやめて、自分を取り戻す―なぜ、他者と比べて不安になるのか
スキル5 他者の言葉を素直に受け取る―なぜ、あの人の言葉が「ダメ出し」に聞こえるのか
スキル6 古い前提に気づき、上書きする―なぜ、現実を歪めてしまうのか
スキル7 過去の失敗を解釈し直す―なぜ、過去の失敗をひきずってしまうのか
スキル8 古いOSを更新する―なぜ、学んでいるのに変われないのか
スキル9 変わっていく自分を静かに見守る―なぜ、自分がどこにいるのかわからなくなるのか スキル10 北極星をさだめる―なぜ、進む方向がわからなくなるのか
第1章のおわりに 教われる自分に戻る。北極星は「関係」を選ぶためにある

第2章 つながる―教わる力は、関係の中で育つ
スキル11 教わる関係を職場の外につくる―なぜ、職場の中だけでは足りないのか
スキル12 教わる相手を脳内会議に招く―なぜ、ひとりで考えると同じ結論に戻ってしまうのか
スキル13 「教えてください」を関係のパスポートにする―なぜ、大人になるほど頼れなくなるのか
スキル14 「でも」「だって」を言わず、やってみる―なぜ、いい助言ほど実行できないのか
スキル15 言葉ではなく、たたずまいを持ち帰る―なぜ、わかったつもりなのに再現できないのか
スキル16 師の教えを編集する―なぜ、自分らしさを急ぐと「形無し」になるのか
スキル17 共犯者を見つける―なぜ、師だけだと折れてしまうのか
スキル18 おすそ分けで、外に開く―なぜ、受け取るだけだと苦しくなるのか
スキル19 感謝と報告で、関係を戻れる場所にする―なぜ、真面目な人ほど関係を続けられないのか
スキル20 外と職場を、しなやかに行き来する―なぜ、教わるほど今の仕事が苦しくなるのか
第2章のおわりに 戻れる場所を持つことが、人をしなやかにする

第3章 つづける―教わる力は、意志ではなく設計で続ける
スキル21 「いつやるか」より、「何をやめるか」を決める―なぜ、学ぶ時間はつくれても、教わる余白は生まれないのか
スキル22 続かない理由を、自分のせいにしない―なぜ、三日坊主のたびに自己嫌悪するのか
スキル23 不便を、コミットメントに変える―なぜ、不便なほうが本気になれるのか
スキル24 やる気を待たず、始める儀式を持つ―なぜ、気分に任せると何も始まらないのか
スキル25 始める摩擦を減らし、途中のノイズを断つ―なぜ、机に向かっても別のことをしてしまうのか
スキル26 高すぎる目標を捨て、小さく勝つ―なぜ、立派な目標ほど人を止めてしまうのか
スキル27 「またやりたい」で終わる―なぜ、がんばりすぎると続かないのか
スキル28 「休む」を先に入れておく―なぜ、予定を詰め込みすぎて休めないのか
スキル29 三日坊主を前提にする―なぜ、一度止まると全部投げ出したくなるのか
スキル30 おもしろがってくれる人を見つける―なぜ、自分の成長のためだけだと続かないのか
第3章のおわりに 続ける仕組みを持つ。教わる力は、日常の中で育っていく

第4章 かせぐ―教わったことを、他者の価値に変える
スキル31 自分に効いたものだけを渡す―なぜ、知っているだけでは役に立たないのか
スキル32 現場の言葉に翻訳する―なぜ、正論を言うほど現場は白けるのか
スキル33 相手の困りごとに合わせて、手札を出す―なぜ、わかりやすく伝えても喜ばれないのか
スキル34 権威ある専門家より、少し先を歩く先輩になる―なぜ、権威を借りると人が離れていくのか
スキル35 正解を渡さず、相手を前に進める―なぜ、親切に教えても次から声がかからなくなるのか
スキル36 相手から教わり、手札を磨く―なぜ、教えて褒めても次につながらないのか
スキル37 専門家ではなく「教わっている人」と名乗る―なぜ、実績をアピールするほど出番が減るのか
スキル38 おすそ分けを、仕事に変える―なぜ、いくら学んでも自分の仕事にならないのか
スキル39 機能ではなく、物語で選ばれる―なぜ、実績だけを語ると「今のあなた」が伝わらないのか
スキル40 一生、教わる人であり続ける―なぜ、成功した大人ほど教われなくなっていくのか
第4章のおわりに 教わったことは、他者価値になる。だからおもしろい

あとがき

「教わる力」 理論・用語ミニ辞典

著者

関戸 大

Sekido Masaru

岩手県出身。東北大学大学院理学研究科修了。

株式会社bokutaku代表。

オハイオ州立大学、豊田工業大学にて医薬品や新規材料の研究に携わった後、次世代の人材育成を志し、国立高専にて教鞭をとる。40代前半、自身の経験だけに頼る教育に限界を感じ、研究に基づく教育の考え方と手法を教わるため、東京大学大学総合教育センターに特任研究員として参画。学習者の主体的な学びを引き出し、支え、促進する教え方の開発と普及に携わる。

教育工学、教育心理学、学習科学などの学術的知見と、教育現場での実践知、自身が教わり続けてきた経験をもとに、「教わる力」を体系化。現在は、企業での研修・講演・コーチングや、学校での教員研修を通じ、個人と組織が自らを更新し続けるための考え方と技術を伝えている。