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大学図書館司書が教える AI時代の調べ方の教科書
BOW BOOKS 027

大学図書館司書が教える AI時代の調べ方の教科書

著者
中崎 倫子

装丁 池上 幸一

ジャンル
ビジネス ライフスタイル 
判型
四六判並製
ISBN
9784502516313
頁数
320ページ
発売日
2024.08.10
定価
2200円(税込)

紹介

山口周氏推薦!
「生成AIを誰もが使う時代だからこそ、「正しい情報の探し方」をあらためて学びたい」

どこをどうやって探したらいいか、わからない。
集めた情報が正しいかどうか、わからない。
集めた情報をどうやってまとめたらいいか、わからない。
そもそも何を探したらいいのか、わからない。
生成AIに訊くどころじゃない。

レファレンス・ガイダンスのプロが、手取り足取り、お教えします!

目次

第1章 情報収集をする前に
情報収集の3つの要素
情報収集の計画を立てる
調査の期限を決める
どんな情報を探すのか決める
STEP1 仮の結論(仮説)を決める
STEP2 文章の型を使って言語化する
STEP3 抜け漏れがないか確認する
キーワードを磨く
STEP1 調べたいことを単語に分解する
STEP2 探す情報の核となる言葉(テーマとなる言葉)を探す
STEP3 情報が見つからないとき
第1章まとめ
第1章ブックリスト

第2章 情報の集め方
情報源の種類と特性
どんな情報を集めるかを調べる
情報収集で使うデータベース
情報を選別する2つのフィルター
インターネットで情報を収集する
本で情報を収集する
近くの図書館で本を探す
所蔵している図書館を探す
新刊本や古本を購入できる書店を探す
連想検索で探す
本はここを見る
雑誌記事で情報を収集する
雑誌記事を探す2つのルート
雑誌記事はここを見る
雑誌論文で情報を収集する
雑誌論文を探す3つのルート
雑誌論文はここを見る
新聞記事で情報を収集する
新聞記事を探す
新聞記事はここを見る
データベースで情報を収集する(調べる系データベース)
専門家とのコネクションをつくる
それでも見つからないときは自分で情報をつくる
第2章まとめ
第2章ブックリスト

第3章 図書館を使いこなす
情報収集の場としての図書館
図書館の使い方の基本
図書館で調べ方を調べる
図書館を使い分ける
図書館の種類
公共図書館
専門図書館
大学図書館
国立国会図書館
レファレンスサービスを活用する
図書館をさらに使いこなす
第3章のまとめ
第3章ブックリスト

第4章 情報を吟味する
得られた情報がすべて正しいとは限らない
情報の信頼性の見極め方(基本編)
基準1 情報の加工度
基準2 原著との比較
基準3 参考文献リスト
基準4 ロジックの正しさ
基準5 他の情報との比較
情報の信頼性の見極め方(応用編)
全数調査か標本調査か?
設問と選択肢を見る
代表値の3種類
数字の読み方の基本
医療記事を見る基準
第4章まとめ
第4章ブックリスト

第5章 情報のまとめ方
情報は使える形でストックする
脳に「レ点」を打つ
なぜ情報をストックしておくのか?
Google Keepを活用する
紙媒体の情報をストックする方法
ウェブ記事の情報をストックする方法
国立国会図書館サーチのお気に入りで資料の情報をストックする
引用元と参考文献リストを明示する
引用のしかた
参考文献リストを作成する
第5章まとめ
第5章ブックリスト

著者

中崎 倫子

Nakasaki Tomoko

昭和女子大学図書館司書、昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員、NewsPicksトピックスオーナー。

筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒、大阪大学大学院言語文化研究科博士前期課程修了(修士)。大学院修了後、大学図書館に派遣職員として就職。大学院生時代に培った学術系の情報収集の技術や統計学・データ分析の技術をもとに、レファレンス担当・ガイダンス担当として、利用者に図書館の利用法や資料収集の方法を教える。

コロナ禍において、図書館が利用できない大学生のたためにnoteで発信した、「私家版 学術関係リンク集  ( https://note.com/rin12/n/n4d6c76046f51 )」は、X(Twitter)上で20万以上のインプレッション数、note上で7千以上のview数を得た。

ほかに、NewsPicksトピックスオーナーとして、古典や図書館などの情報を発信。

AI時代の図書館活用術: https://newspicks.com/topics/library-hacks/

BOW'S EYE

かつて、知識の保有(記憶)の量と希少な情報源の保有の有無が、個人の優劣や組織の成功の決め手となっていた時代がありました。しかしいまや、ほとんどの情報が事実上、誰にでもアクセス可能な状態です。高額なフィーをとるコンサルファームが用いる情報も、その8割以上が公開情報だといわれています。一方で、故意/過失ともに、誤った情報、怪しい情報も氾濫しています。 悪魔か救世主かと騒がれた生成AIも、結局は、使い方次第、調べた方次第の重宝する「外部脳」です。今求められているのは、知識・情報そのものではなく、求める知識・情報を的確かつ迅速に入手するスキルであり、正しい情報を見極める目であり、さらには(より本質的には)、自分が必要な情報は何かを知る能力なのです。 大学図書館司書を長年務める著者は、年々衰える学生たちの調べる力の低下に、インターネット、AI時代においても変わらぬ調べ方のリテラシーを伝えることが必要なことを実感。長い文章を読み慣れない人にも感覚的に理解できるチャートを中心に、それを育成する本書をお届けします。特に、町の図書館から国会図書館まで、DX時代、驚くほど進化していている図書館の活用法の丁寧な紹介は、著者ならではのものです、