紹介
BCG、アクセンチュアで、長年、新人コンサルタントの育成にあたってきた著者による、コンサルファーム新人研修プログラムテキスト本邦初大公開!
マインドセットから細かなロジまで、大手外資系コンサルの作法と正しいアクションが学べる実践的スキルブック。
これは、最近人気急上昇のコンサルを目指す学生、コンサル一年生、そして、プロフェッショナルを目指すすべての社会人一年生の教科書です。
と同時に、すぐそこまで迫っているであろうコンサル戦国時代、若手コンサルタントのサバイバルマニュアルであるとも言えるでしょう。
目次
はじめに 003
1 コンサルタントが持つべきベースのマインドセット 015
01 人間の行動原則を理解する 016
02 日常人格と職業人格を切り分ける 020
03 コンサルタントとして目指す姿を定義し、現状とのギャップを見える化する 024
04 自分の課題に対するフィードバッグを受け、吸収する 026
05 プロフェッショナルを目指すための六つのマインドセットを自分に植え付ける 030
06 マインドセットを行動で示す 032
07 Humble(謙虚)なマインドセットに紐づく行動をとる 036
08 Authentic(正真正銘)なマインドセットに紐づく行動をとる 040
09 Responsible(自責)なマインドセットに紐づく行動をとる 044
10 Optimistic(楽観的)なマインドセットに紐づく行動をとる 048
11 Process Oriented(結果より過程)なマインドセットに紐づく行動をとる 056
12 Differentiate(差別化)なマインドセットに紐づく行動をとる 058
13 継続的に実践する 062
14 自分のアスピレーションと仕事の達成目標をすり合わせていく 066
2 コンサルタントの基本所作 ビジネスマナー編 071
15 クライアントから値踏みされる存在であるという認識を持つ 072
16 コンサルタントに対する評価軸の一番手は、ROIである 074
17 「見た目」に関して、リスクをとってはいけない 078
18 初期の段階で、「こいつ、使えるな」と思われなければならない 080
19 相手を不快にする行動を理解する 084
20 相手を不快にさせないためのアクションをルーティン化する 088
3 コンサルタントの基本所作 コンサルティングワーク入門編 091
21 誠実に仕事と向き合う 092
22 コンサルティングの仕事の成立構造を理解する 094
23 クライアントにとっての付加価値を理解する 098
24 クライアントにとっての付加価値を出すためのインプットを集める 100
25 生み出した付加価値をアウトプット化する 104
26 クライアントにとって無価値なことを理解する 108
4 コンサルタントの基本所作 ミーティング編 113
27 デリバリーエクセレンスを体得する 114
28 クライアントミーティングでの基本所作を実践する 118
29 インターナルミーティングの基本所作を実践する 138
5 コンサルタントの基本所作 コミュニケーション・タスク処理編 145
30 業務上のコミュニケーションのパターンを理解する 146
31 即レス必須! 148
32 上位者から下位者への「依頼」は、「指示」である 150
33 指示を受けたら、素直に受け取り謙虚に取り組む 154
34 コミュニケーション・チャネルを使い分ける 156
35 上位者のアシスタントとのコミュニケーションの所作を知る 158
36 ロジ設計の基本所作を知る 162
37 To−Doリストの作成を習慣化する 166
38 質の高い時間の使い方を徹底する 168
6 コンサルタントの基本所作 デリバリー実践編 171
39 Set the Scene を怠らない 172
40 相手の真意に気づくことに集中する 174
41 クライアントの想い・懸念・アイデアは、文字化して、
「クライアントへの理解」を明示的に示す 176
42 Keep in Touchが命と心得よ 178
43 エキスパートを徹底活用する 180
44 E字型コミュニケーションチームを組成する 182
45 圧倒的な品質の提案書を作成する 184
46 提案書の記述にあたって、否定語は用いない 190
47 プレゼンの基本所作を実践する 192
48 机上では限界がある。実践あるのみ 196
本書に用いられているコンサルが用いる用語・略語集 199
プロフェッショナルの評価 あとがきに代えて 220
著者
BOW'S EYE
『コンサル脳を鍛える』の中村健太郎氏の第2弾は、彼が長年にわたって開発してきた新人コンサルタント育成プログラムのなかで配布されるコンサルタントの行動規範集であり、コンサルタントとしての訓練をはじめる人のための「実践的かつ正しいアクションが書かれたスキルブック」です。 そのようなものを公開してしまっていいのか? その疑問は、本書の冒頭で明快に解を得ます。 「コンサルスキルはすでにコモディティ化しています。けれども、知っていることと、やっていることは全く違います。ドリブルは誰でもできるけど、真似できないほど極めているからプロアスリートになれるのと同じで、コモディティスキルであっても、極めているからプロになれるのです」 「コンサルタントとして大成する人と、そうでない人の差はどこから来るのでしょうか。その答えは、コンサルとしての行動量にあります。コンサルティングの仕事は、才能でどうにかなる仕事ではありません。才能があるように見える人は、才能と錯覚させるまでコンサルティングのコツを表現する試行錯誤を繰り返しているだけです」 果たして、本書に従った行動を徹底的に繰り返す人がどれだけいるのか? これは、著者の読者への挑戦状とも言えるでしょう。関連書籍
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