1. ホーム
  2. /
  3. 書籍一覧
  4. /
  5. 書籍
  6. /
  7. こころのウェルビーイングのためにいますぐ、できること
BOOKS

BOW BOOKSの書籍

こころのウェルビーイングのためにいますぐ、できること
BOW BOOKS 014

こころのウェルビーイングのためにいますぐ、できること

著者
西山 直隆

装丁+本文FMT 辻中浩一+村松亨修(ウフ)

ジャンル
ソーシャルイシュー ライフスタイル 
判型
四六判並製
ISBN
9784502452314
頁数
320ページ
発売日
2022.12.25
定価
2090円(税込)

紹介

「幸福学」の前野隆司氏(慶應義塾大学大学院教授) 『世界は贈与でできている』の近内悠太氏推薦!!

幸せと豊かさを手にしていく「感謝」の連鎖を仕組み化!


モノは豊かになったのに、なぜココロは豊かになれないんだろう――行き過ぎた資本主義、過度な経済成長によってもたらされた、やりがいの感じられない社会、つながりがない社会。今こそ客観的で物理的な豊かさではなく、主観的で精神的な豊かさが得られる社会へのシフトが求められているのではないだろうかと著者は説く。

米国公認会計士として、グローバルコンサルティングファームで資本主義の最先端を走っていた著者が、世界で実証されつつある「幸せになる理論」を実装する仕組みを解説。

目次

第1章 モノで満たされた社会、こころは満たされない社会
1 豊かさを感じられない社会
2 市場原理のメガネを外す
3 自分を大事にできる場所
第2章 こころのメカニズム
1 “成功者=幸せ”?
2 科学の進化で幸せが明らかに―脳内物質ホルモンから見る幸せ
3 ハーバード大学による世界最長の追跡調査
4 ポジティブ心理創設者によるペンシルバニア大学の研究
5 日本における「幸福学」の第一人者前野隆司教授による慶應義塾大学の研究
第3章 ありがとうのちから
1 ありがとうの力
2 想像力
3 いま、この時を生きる
第4章 ギブのちから
1 主観的価値と客観的価値
2 ギブをする
3 givを通して実現する世界
第5章 優しい社会を未来に残す
1 非貨幣経済という選択肢
2 村をアップデート
3 日本が世界に誇れるアイデンティティ
4 一人ひとりの小さな優しさが社会全体を明るくする

著者

西山 直隆

Nishiyama Naotaka

一般社団法人giv代表理事。1985年生まれ。関西学院大学卒業。米国公認会計士の資格を取得後、デロイトトーマツグループにてベンチャー企業の成長支援に従事。当時、最年少部長に就任。2016年よりアジア事業立ち上げを任され、シンガポールに。海外での多様な価値観に触れる中で、金銭的豊かさだけではなく、こころの豊かさが得られる社会のあり方について考える。実際に社会で実装するために2019年に帰国し、一般社団法人givを設立。同時に国籍や宗教、性別に関わらず、誰もが最高に輝ける社会の実現に向けて、グローバル高度人材採用のプラットフォームを展開するTech Japan株式会社の代表も務める。

メッセージ

モノは豊かになったのに、どうしてココロは豊かにならないんだろう?
金融のハブ、シンガポールで、ビジネスの最先端を走っていたぼくは、ふと思ってしまった。。。
それから2年、務めていたコンサルファームを辞職、日本に帰国したぼくは、2019年、givという活動を始めることとなった。..

givでは、物質的な豊かさだけではなくこころの豊かさも得られる社会を目指して、恩送りができるコミュニティを運営しています。一般的なモノやサービスの対価としてお金を相手に払うではなく、受け取ったら、今度は自分が別の人に、自分の好きなことや得意なことを贈ります。お金を介さずに、人が感謝でつながっていく社会実験です。

スタートした当初はこの活動の理解を得られることは難しく、今に至るまで多くのチャレンジがありました。しかしながら、多くの方々のご支援ご指導のおかげで、現在では活動が日本全国に拡大して参りました。そしてこの度、ご縁いただき本を出版させていただくことになりました。同書では、ウェルビーイングをテーマにgivでの実践内容をご紹介するとともに、こころの豊かさのために、誰もがいますぐできることを、内外の研究を踏まえつつ、提案しています。

ひとりひとりができることはほんの些細なことですが、感謝の連鎖が続いて広がっていくことで、社会が明るくなれば良いなと思っています。