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コンサルの暗黙知を言語化する 仕事のプロがやっている実践的思考パターン216
BOW BOOKS 035

コンサルの暗黙知を言語化する

仕事のプロがやっている実践的思考パターン216
著者
東 秀樹

装丁 池上幸一 イラスト 守随佑果

ジャンル
ビジネス リベラルアーツ 
判型
四六判並製
ISBN
9784502556210
頁数
336ページ
発売日
2025.07.31
定価
2640円(税込)

紹介

仕事のできる人には問題解決に際し、用いる共通する思考の型がある。

本書は、ビジネスパーソンが直面する課題を解決し成果を生むため、「パターン・ランゲージ」という共通言語で思考の型を60に体系化、240の小項目に分類してお届けする、いわば、ビジネス思考法の虎の巻です。 パターン・ランゲージというのは、もともとは、建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱した概念で、複雑な設計問題を解決するための「成功パターン」を言葉や図で体系化したものです。これを応用し、複雑な問題を具体的な行動に分解し共有可能にする手法として、さまざまな分野で課題解決やアイデアの共有に使われています。
本書は、これをビジネスの場に応用したもので、アイデアを形にし、仕事の質とスピードを飛躍的に向上させる実践的なガイドです。

実際の成功の鍵を握るのは、経験に根ざした行動原則と直観、その「暗黙知」を再現可能な「形式知」化。
はじめての「パターン・ランゲージ」ビジネス活用ブック!

目次

第0章
なぜ、パターンランゲージか?

暗黙知を形式知として共有する

第1章
問いの基本を整えるパターン・ランゲージ

未来をひらく問いの土台を築く
Pattern 1-1 問いから動き出す仕事の未来
Pattern 1-2 問いの設計 準備編
Pattern 1-3 問題の本質を見極める
Pattern 1-4 問いを可視化して整理する
Pattern 1-5 仮説とデータで問いを深める
Pattern 1-6 実際の場(現場・関係者)を取り入れる

第2章
本質的な問いへの気づきを促すパターン・ランゲージ

深い気づきを生む
Pattern 2-1 自分ごととして問いをとらえる
Pattern 2-2 歴史的視点や対話を活用する
Pattern 2-3 視点を変えて問いを広げる
Pattern 2-4 異分野に問いかける
Pattern 2-5 顧客・利用者の視点を深掘りする
Pattern 2-6 特殊事例やエッジケースに注目する

第3章
新しいアイデアを生み出すパターン・ランゲージ

固定観念を手放し、発想を柔らかく広げる
Pattern 3-1 顧客インサイトと成功・失敗事例の分析
Pattern 3-2 時間と場所の軸で比較・応用する
Pattern 3-3フォーマットや視覚手法で考え方を変える
Pattern 3-4アイデアを増やすための手法
Pattern 3-5 発想を整理・構造化する

第4章
アイデアを構想にするパターン・ランゲージ

直感的発想を実行可能な戦略へと昇華する
Pattern 4-1 アイデアを実現可能な構想として明確化する
Pattern 4-2構想を共有し、共創を促す
Pattern 4-3 ステークホルダーを見据え、実現性を高める
Pattern 4-4 チーム力最大化による構想推進

第5章
構想実現のための計画策定パターン・ランゲージ

構想を具体的かつ実行可能なプロセスへ転換する
Pattern 5-1構想を計画に変える
Pattern 5-2 計画の整合性と柔軟性を検証する
Pattern 5-3 実行準備の計画を具体的につくる
Pattern 5-4 フィードバック活用による計画最適化
Pattern 5-5 効果的な評価枠組みの構築

第6章
計画実行のための実装パターン・ランゲージ

計画を行動に移すための実践知
Pattern 6-1小さく始めて検証する
Pattern 6-2 仮説検証でリスクを制御する
Pattern 6-3 「声」と「数字」で改善を回す
Pattern 6-4 安定成長に向けた組織基盤の構築
Pattern 6-5 リスク管理の高度化
Pattern 6-6 未来展望と組織学習の深化

第7章
チーム運営とコミュニケーションのパターン・ランゲージ

組織力を最大化し、業務推進を加速する実践知
Pattern 7-1 強固なチーム基盤の構築
Pattern 7-2 効果的なコミュニケーション
Pattern 7-3 目標達成の進捗管理と軌道修正
Pattern 7-4 成長を促すモチベーション設計
Pattern 7-5 問題解決の設計図
Pattern 7-6  関係の質が成果を決める
Pattern 7-7 リーダーが育てる共創の力
Pattern 7-8 チームの形成と進化戦略

第8章
交渉・調整・合意形成のパターン・ランゲージ

対立から共創へ、合意を導く
Pattern 8-1 交渉
Pattern8-2 調整
Pattern8-3 合意形成

第9章
知を「価値」に変えるパターン・ランゲージ

知識・編集・アウトプットの三位一体で実現する伝達と行動のデザイン
Pattern 9-1 知識を力に変える
Pattern 9-2 編集力で成果に変える
Pattern 9-3 アウトプットで価値を届ける

著者

東 秀樹

Higashi Hideki

株式会社日本総合研究所 経営戦略グループ 主席研究員

一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 修士課程修了

総合商社にて海外事業の企画・推進に従事し、ロサンゼルスおよびニューヨークに駐在。現地法人の経営、グローバル市場への展開、現地パートナーとのアライアンス構築など、国際ビジネスの最前線で実績を重ねる。

帰国後は株式会社日本総合研究所に転じ、経営戦略グループの主席研究員として、多様な業種の企業に対する戦略立案・実行支援に従事。専門は経営戦略、事業開発、マーケティング戦略、地域活性化など。実務と理論を融合したコンサルティングに強みを持つ。

近年は、中長期戦略の策定支援や顧客起点の価値創造に関するアドバイザリーを多数手がけるほか、ビジネス誌への寄稿や講演を通じて企業変革の実践知を発信。思考ツールの研究・実践にも取り組み、ビジネス現場への応用に精通する。さらに、筑波大学大学院で非常勤講師を務めるなど、教育・研究活動にも力を注いでいる。