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いずれ起業したいな、と思っているきみに 17歳からのスタートアップの授業 アントレプレナー入門 エンジェル投資家からの10の講義
BOW BOOKS 019

いずれ起業したいな、と思っているきみに 17歳からのスタートアップの授業

アントレプレナー入門 エンジェル投資家からの10の講義
著者
古我 知史

装丁 遠藤陽一(DESIGN WORKSHOP JIN)

ジャンル
ビジネス 
判型
四六判並製
ISBN
978-4-502-48001-0
頁数
328ページ
発売日
2023.08.30
定価
2200円(税込)

紹介

高校生から社会人まで
「起業」に興味を持ったら最初に読む本!

マッキンゼーなどを経てVCを設立、これまで70社以上の起業、事業開発や投資育成の現場に直接参画、大学でも教鞭を執る古我知史氏が、高校生にむけて、智慧と情報をシェアし、アントレプレナーシップの覚醒を促す本書。内容的には、大学生はもちろん、起業独立を考えている20代、30代の若いビジネスパーソンにも十分通用するものです。

具体的には、起業するにあたって必要な精神、アントレプレナーシップから、ベンチャーのライフサイクル、そして、ベンチャーをはじめるにあたって必要となる、ビジョンと着眼・突入・徹底の3ステップ、ビジネスチャンスの見つけ方、ビジネスモデルの作り方の基礎まで。身近な例を挙げながら、全くの素人にもわかるように解説!

目次

はじめに
第1講 アントレプレナーの勧め
ベンチャー? スタートアップ?
挑戦せよ。そして、早く失敗せよ。
人生を決める選択の二つの基準
誰が世界を動かす人になるのか?
ベンチャーには本拠地がある
資本主義を理解する
何が経営資源を引き寄せるか?
第1講 KEY POINT

第2講 ベンチャーのライフサイクル
最初はみんなベンチャーだった!
ベンチャーの成長曲線はS字カーブ
シーズステージからスタートアップ前夜まで
エンジェル投資家に投資を依頼する
スタートアップを待ち受ける三つの危機
アーリーミドルステージへの資金調達
レイターステージでの資金調達
いよいよIPO!
日本にベンチャーを増やす処方箋
第2講 KEY POINT

第3講 ビジョンとアントレプレナーシップ
イグジットは何のため?
ベンチャーで最も重要なのは、ビジョン
ビジョンの三つの枠組み
着眼・突入・徹底
第3講 KEY POINT

第4講 儲けの仕組み
1%の着眼なくして、99%の突入、徹底なし
ブランドバッグから弁当屋まで、着眼の例
居酒屋とラーメン屋と弁当屋が儲かるには?
第4講 KEY POINT

第5講 着眼の技法
現場・現実・現物の三現主義
WHO、WHAT、HOWの三軸で考える
バリュー(パフォーマンス/コスト)
ヒット商品番付で着眼の演習を
人間の最大の資質
第5講 KEY POINT

第6講 事業機会が潜む三つの「間」
ここまでの復習
三つの「間」に事業機会を見つける
人間と人間の「間」を繋ぐ
空間と空間の「間」を繋ぐ
時間と時間の「間」を繋ぐ
四つのアプローチ
第6講 KEY POINT

第7講 2050年、テクノロジーとスタートアップの旅
第四次産業革命
AI
IoTと5G
ビッグデータ
ブロックチェーンと仮想通貨、NFT
ロボティクス
VR、AR、MR、メタバース
iPS細胞とゲノム編集
3Dプリンター
テクノロジーから未来を想像する
第7講 KEY POINT

第8講 ビジョンをビジネスモデルに練り上げる
ビジネスモデルって何?
新しいビジネスモデルが既存のビジネスモデルに置き換わるとき
ビジネスモデルを考えるときの要素
学生起業家の先輩の事例から、ビジネスモデルを体感しよう
第8講 KEY POINT

第9講 ビジネスモデルケーススタディ
QBハウスのケース
JINSのケース
クックパッドのケース
第9講 KEY POINT

第10講 エンジェル投資家の視点
ピーター・ティールの20 UNDER 20 プロジェクト
あらためて言おう。最初は、みんな、ベンチャーだった
It’s your turn.さあ、きみたちの番だ。
ビジネスプランとピッチ用の提案書をつくってみよう

あとがき

著者

古我 知史

Koga Satoshi

早稲田大学政経学部政治学科卒業後、モンサント、シティバンク、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどを経てウィルキャピタルマネジメント株式会社を設立、80社の起業、事業開発や投資育成の現場に、投資も含め、直接参画してきた。 

九州大学大学院客員教授、FBN(ファミリービジネスネットワーク)ジャパン理事長、一般社団法人衛星放送協会外部理事などを歴任。 橋下徹が大阪市長時代に進めていた大阪都構想に参加。大阪府市統合本部特別参与として、経済部門を担当した。 現在、県立広島大学大学院客員教授、京都大学産学官連携本部フェロー、IPOを果たしたベンチャー企業の取締役などを兼任。

主な著書に『戦略の断層』(2009年英治出版)『もう終わっている会社』(2012年ディスカヴァー)『リーダーシップ螺旋』(2021年晃洋書房)など。

BOW'S EYE

いま、にわかに起業の授業を行う高校やAO入試のための大学進学塾の間で生まれてきているのをご存じだろうか? 日本でも有数の伝統的ベンチャーキャピタルであるグロービスでも、佐世保など全国の高専に、講師を派遣し、シリコンバレーさながらのビジネスピッチをおこなっている。 こうした潮流の中で、本書は、マッキンゼーなどを経てVCを設立、これまで70社以上の起業、事業開発や投資育成の現場に直接参画、大学でも教鞭を執る古我知史氏が、高校生にむけて智慧と情報をシェアし、アントレプレナーシップの覚醒を促すものである。 ただし、内容的には、大学生はもちろん、起業独立を考えている20代、30代の若いビジネスパーソンにも十分通用するものであると自負している。 いずれにしろ、イノベーションとベンチャーの促進が政策的にも叫ばれているなか、本書が、日本経済の活性化の一助になればと願っている。